2014年上半期を振り返る記事、その3です。
上半期に発売された育児漫画を振り返りつつ、ベスト3を決めよう!という企画です。
前回(2013年)の記事はこちら。
●この育児漫画がすごい!~2013年発売の単行本篇~
2014年上半期のまとめはこちら。
●当ブログ経由で売れた妊娠・出産・育児漫画TOP5~2014年上半期編
●この妊娠・出産漫画がすごい!~2014年上半期発売の単行本ベスト3~
発売された育児漫画単行本は、紙で19冊。
購入したのは紙の単行本8冊、電子書籍2冊の計10冊でした。
2014年上半期に発売された育児漫画 ベスト3
管理人・matsubiの好みだけで選んでおります…。
1.おかあさんの扉 3巻(伊藤理佐)
大好きな育児漫画で、巻を重ねるごとにパワーダウンせず、面白くなっている印象なので。
笑って笑って元気になれる作品。娘・あーちゃん3歳の頃を描いています。
●matsubiの感想文
2.生きてりゃいいさ!(青木光恵)
娘さんの出産~小6くらいまで。Kindle(電子書籍)のみですが300円と安価なのも嬉しい。
好みは分かれるかも知れませんが、私は読んで気が楽になりました。
連載中の娘さんの中学時代を描いた『中学なんていらない。』もハラハラしながら読んでいます。
●matsubiの感想文
3.東京ひよっ子3人暮らし(たかはしみき)
息子・のっすんの誕生から1歳半あたりまでを描いた育児漫画。
ひたすらかわいくて、ちょっぴりホロリとなる名作だと思います。
まだちゃんとした感想書いてないのですが…。
●たかはしみきさんの育児漫画『東京ひよっ子3人暮らし』を買いました~一口感想~
【番外】母親(妻)の姿を描いた作品2作
どちらも好きでベスト3に入れてもいいくらいだけど、育児成分が少なめなので別枠にしました。
2014年上半期は、育児を通じて夫婦の関係や母である自分自身を見直す…といった内容の妊娠・出産・育児漫画が4作登場しました。どれも育児成分(子どもの描写)は少なめでしたが、作品を通して自分自身を見直すことも出来る良作揃いでした。
今後、新たなジャンルとして今後も増えていくのかな?
1.王子と赤ちゃん(カワハラユキコ)
妻側の視点から、産後の夫婦関係=産後クライシスについて描いた作品。
この漫画はWEB連載の時から追っていて、読むことで自分自身が救われた部分もある特別な作品なので紹介する頻度が高いです。
何度も何度も読んでいて、読むのが辛い時期も、読んで夫に対する怒りが増すときもあったのですが、読む度に発見があります。
●出版社の作品紹介ページで試読できます
●matsubiの感想文
2.私がダメ母だったわけ(武嶌波)
育児を通じて気付いた自分自身の親との関係を見直し、小さい頃のトラウマを克服する漫画。
子どもをかわいいと思えない、好きになれない…と感じる人に読んで欲しい1冊。全てをさらけ出して作品を完成させた作者・武嶌波さんに感謝。
●こちらでちょっとだけ試読できます。
●軽くあらすじと感想を書きました
ブログ経由での売り上げランキング
※ブログ経由での売り上げランキングはこちらの記事でまとめています。
2014年上半期発売の育児漫画に絞ると、上位3位はこうなっています。
1.生きてりゃいいさ!(青木光恵)
2.おかあさんの扉(3)(伊藤理佐)
3.おにぎり通信(2)(二ノ宮知子)
電子書籍のみで販売しているせいか『生きてりゃいいさ!』がぶっちぎりで多かったです。
4位に『王子と赤ちゃん』5位に『私がダメ母だったわけ』が入ります。
2014年上半期に発売された育児漫画
『うちの3姉妹』や『ママはテンパリスト』のヒット以降、育児漫画は低調な印象があり、4月の消費増税に合わせて作品が減るのでは?と懸念していました。
実際には、著者初の単行本が発売される機会も少なくないし、続編の刊行も続いているし、単行本の数も減ってないようので一安心。
産まれたて~3歳くらいの育児漫画が中心ですが、中高生(及び社会人)の子どもが描かれた漫画が多かったのが特徴でしょうか。
マイナビが出版した単行本は電子書籍版がほぼ同時に発売したり、電子書籍のものも増えてきている印象です。
マレーシアで子育てしてます。 ~ぴのにっき~(猫田ぴの字)
娘・ぷの字ちゃん。
妊娠・出産~1歳すぎまで(日本)と1歳すぎ~3歳くらい(マレーシア)
●半分はブログ「ぴのにっき(・|・)」で描いていた漫画です。
●matsubiの感想文
こそだてざかり ごんたイズム3(カツヤマケイコ)双葉社
※息子・柊太くん(4歳頃)、娘・京香ちゃん(2歳頃)
もしかして、うちの子はアレルギー! ?(シバキヨ)
娘・ゆぅちゃん。
●出版社のサイトで試読できます。
うちはおっぺけ 2 巻(松本ぷりっつ)
フー、スー、チーの3姉妹。
いつか大人になるのかな(青沼貴子)
●コミックエッセイ劇場で試読できます。
ひねもす暦 さくら編(おかざき真里)
「ひねもす暦」3巻。長女マオちゃん・長男ヒロくん・末っ子(次女)ソラちゃん。
息子が思春期をこじらせている(華桜小桃)
2人の高校生の息子たちを描いたコミックエッセイ。
息子・息子(2人兄弟)
ぷにんぷかあさん(前川さなえ)
人気育児漫画ブログの書籍化。全編描き下ろし。
2006年生まれの長男・いっくん、2009年生まれの長女・はるちゃんの2人兄妹。
●ブログ「ぷにんぷ妊婦」
まんが親 3巻(吉田戦車)
娘・にゃーちゃん3~4歳。
おにぎり通信~ダメママ日記~ 2巻(二ノ宮知子)
仕事バリバリの親父ママ(作者)、専業主夫の夫と息子2人。
●matsubiの感想文
パリパリ伝説8巻(かわかみじゅんこ)
娘1人。フランス人の夫と、パリでの育児。
よんこまのこ4巻(重野なおき)
息子るい、娘あいの2人兄妹。
●すくパラぷらすで連載中。
トリペと4巻(コンドウアキ)
全編描き下ろし、娘・トリペちゃん2歳くらい。トイレトレーニングとイヤイヤ期を描く。
●matsubiの感想文
●作者のWebサイト>diaryで漫画が読めます(収録作品ではありません)
カナヘイのゆるっと暮らし(カナヘイ)
2008年生まれの長男・ブータ、2010年生まれの次男・マルの2人兄弟。
●出版社サイトで試読できます
日々是ニコタン 受験生だけど おきらく毎日(堀内三佳)
長女・ぐっちゃん、次女・ニコの2人姉妹。妹(ニコ)中心で描かれる。
●すくパラぷらすで続編『上京二コタン』連載中。
Kindleでの個人出版
あおちんドキドキ一年生: 別キャラ姉妹の小学生ライフ(現代洋子)
次女・あおちん(小1)、長女・あや坊(小4)。
noteにて販売。電子書籍のみ。
●matsubiの感想文
デキバカ(ひろせみほ)
漫画家・ひろせみほさんによる、アスペルガー症候群の息子さん、ボーダーの娘さんを描いた育児漫画。
2話を描き下ろし、16話収録。全64ページ、300円。
●【でこぼこ生活研究所】にて14話まで読めます。
飯育日記 1巻(きりく)
「WEBで読める妊娠・出産・育児漫画一覧」でも紹介しているブログのKindle化。
2013年11月に産まれた飯男(めしお)くんの育成日記。
ページ数不明、350円。楽天Koboでも販売中。
●作者ブログで試読できます
以上、上半期の育児漫画を振り返ってみました。
下半期はどんな作品と出会えるのか?
楽しみです。